先日、愛知県岡崎市立福岡中学校のF組(校内フリースクール)で通常学級に不安や困り事のある生徒を対象に 臨床美術をさせていただきました。
福岡中の山内校長から中日新聞を読んだとお電話を頂き、直ぐの開講です。
全国的にも数少ない取り組みの校内フリースクール「F組」に一歩踏み入れると、とても恵まれた環境だと、感じました。明るい雰囲気と、生徒の自主性や特技を引き出そうとする取り組みが伝わってきました。
この日の臨床美術は「りんごの量感画」を行いました。
おとなしく見える生徒さんですが、一回のお絵描きでは表現しきれないパワーを感じました。
終わった後に、先生からこんなお言葉をいただきました。 「あの後、いつも午後の授業は受けない生徒が今日は気分が良いからって、午後の授業を受けました!」「・・次の日も朝早く来て、(略)絵を描いておりました。…彼女のスイッチが入ったようです」と、
山内校長からは
私達は、不登校をネガティブにとらえず、自己肯定感をとにかく上げる活動を広げていくつもりです。河村先生にはこれからも新しい教材・画材をF組の生徒に与えていただきたいと願っておりますので、どうかよろしくお願いします。そして、F組はダメな生徒が行くところではないことを世間に証明できたらなと思っております。
と、メールを頂きました。
私は精一杯お力になりたいと思いました。
こちらこそ、今後ともどうかよろしくお願いいたします。
■校内フリースクールとは 中日新聞2020年12月 福岡中学の記事 https://www.chunichi.co.jp/article/164004
■臨床美術士として 中日新聞2021年1月 ろこアト造形・絵画教室の記事 https://www.chunichi.co.jp/article/188592
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